妙義保育園の開園から続く、めぶきの森の伝統行事となっている2泊3日年長スキー、今年度も尾瀬岩倉スキー場で行いました。
今まで出来なかった事が自分の頑張りと仲間の励ましで出来るようになる、自然の中で達成感と自己肯定感を養うには最高の教育・保育教材です。
また、
親元を二晩離れ生活する事で自らの成長を感じるとともに、保護者にとっては二晩も我が子と離れる事で我が子への愛情を一層深める事にも繋がります。
本来であれば年長児20名全員で参加したかったのですがインフルエンザで2名が欠席、インフルエンザではありませんでしたが1名がスキー場到着後に体温が38度を超えてしまい保護者の迎えで帰宅してしまい17名での参加となりました。
お世話になる宿はゲレンデに隣接した「うめや」さん、年中児のソリお泊りでも利用する宿で20年以上の長い付き合いです。
子ども達にスキーを教えてくれるのは、日本スキー連盟の指導員資格を持つ4名の専門スタッフとフォローする5名の園関係者。
スタッフの皆さんとも10年以上の付き合いで、朝から晩まで寝食をともにしながら子ども達と接してくれます。
園児17名全員がスキー初体験。
やっとの思いでスキーブーツを履いて、板とストックを抱えてゲレンデへ。
まずは片足で、次に両足で雪の上を滑る感覚を身につけます。
両足スキーで前に進めるようになると次は、ゲレンデの端で数メートルの傾斜を滑る練習。
午前10時半からゲレンデにでて、昼食を挟み午後のおやつまでゲレンデでひたすら練習。
何度も転びながらもどうにか止まる動作が出来るようになりました。
そして、
午後のおやつの後は初リフトで、岩鞍で最も広く斜度の少ない斜面に挑戦!
あっちでバタバタと倒れ・・・
こっちでは次から次に友達に突っ込み・・・
ゴチャゴチャ(笑)
これは毎年の事なので慣れていますが、初めて見る人や他のスキーヤーからしたら「あんな子どもを滑らせるなよ」と言われそうです。
例年は1時間近くかけて最初の1本目は滑り切るのですが、今年は雪質も天気も最高だったので子ども達の上達を後押ししてくれたようで30分ちょっとで滑り切りました。
初日はここで終了。
夜はおいしい晩ご飯。
2日目は午前8時半過ぎにはゲレンデにでて、9時前にはリフトに乗って滑り出しました。
昨日は30分ちょっとかかったコースも20分ちょっとで滑り切り。
午前中だけで休憩を挟んで何と6本もリフトに乗ってしまいました!
リフトも4人乗りの高速クワッドリフトに乗れるようになりコースもレベルアップ。
ニホンカモシカも園児を応援。
昼食後は4本のリフトに乗ったので、この日だけで10本もリフトに乗ってしまいました。
午後の休憩はレストランで。
とにかく滑り続けた1日。
この日の夕方にはほぼ仕上がってしまいました。
子ども達の体力も限界に近づいたので夕方4時前にスキーは終了。
「疲れた~」
と、
言っていた子ども達も「ソリをやる?」と聞くと。
「やる―」
と、
再び体力回復。
薄暗くなる午後5時前まで雪遊びを堪能し、2日目はここで終了。
この夜も美味しい晩ご飯を元気に頂きました。
そして最終日。
前日夜のミーティングで「天候さえ良ければゴンドラに乗って山頂からミルキーウェイを滑ろう」と話し合っていたので本当に晴れて良かった。
行事ごとはことごとく天気に恵まれなかった今年の年長児。
親子遠足は土砂降り、キャンプは雨、山登りも雨で何度か中止に・・・
そんなクラスに最後の最後のお泊りで天が味方してくれました(笑)
初めて乗るゴンドラに興奮気味の園児。
そして山頂から、いざ!
全長約3キロのミルキーウェイは一番最初の斜面は実は一番の難所。
振り返ればこんな斜面を降りてきてしまいました。
無事に滑り切り午前の休憩を済ませた後は最後の仕上げ。
担任を先頭に一列でシュプールを描くトレインに挑戦。
ほんの2日前に初めてスキー板に乗った子ども達。
頑張れば出来るようになる。
やれば出来る。
を証明してくれた子ども達。
このシーンを見ると毎年泣けてしまいます。。。
スキーで培った自信、
二晩も親元を離れて見についたたたくましさ、
小学校へ向けて成長の階段を1つ登ったなと感じました。
ご協力いただいた関係者の皆さん、そして保護者の皆さん本当にありがとうございました。